面接で自信が持てない原因「あがり症」

緊張しすぎてしまう「あがり症」

面接に自信がない原因があがり症にあるという人は少なくありません。そのような人は、普通にしている時は何でもないのに、人前で話す時や新しい環境に変わった時など、いつもとは違う状況下に置かれると過度に緊張してしまいます。大勢の前で話すのも緊張しますが、面接の緊張感はまた格別のものかもしれません。では、あがり症の人が自信を持って面接に臨むにはどうすればいいでしょうか。

あがってしまう理由を探る

あがり症を克服するためには、まずどうして緊張し過ぎてしまうのかについて自己分析してみる必要があります。多くの人は、初めての環境に身を置くと緊張します。自己紹介など知らない人ばかり大勢いる前で話をしなければならない時などは、どう思われるだろうかと不安な気持ちになり、さらにあがってしまうかもしれません。失敗しないようにしなければと思えば思うほどそれがプレッシャーとなってしまうこともあるでしょう。あがり症の人は、自分に注目が集まるような状況であれば、知っている人の前であっても緊張は避けられないかもしれません。そのような人が面接に臨むとなると、やはり緊張してしまうだろうと容易に想像することができます。
これらに共通して言えることは、「他の人が見ている」という状況に置かれていることです。人の目があっても話す内容に自信があれば落ち着いて話をしやすくなりますが、準備不足だとその場で言葉を考えなければならなくなるので緊張してしまいます。これらはあがり症の人に多い傾向でもあります。では、あがり症の原因がわかったならば次はどうすればいいでしょうか。

よく準備してリラックスする

あがり症の人は、気づかないうちに自分で自分の気持ちを追い込んでしまっていることが多いものです。これは、いわば緊張するように自己暗示をかけているかのような状態です。そうであれば、逆にリラックスする方に自分の気持ちを向ける工夫をしましょう。人は緊張すると呼吸が浅くなり、体に力が入ってしまうので、緊張しそうな場に立つ前にゆっくりとした深呼吸をして心身をリラックスさせてあげましょう。
面接に臨むのであれば、緊張せずに質問に答えられるよう準備することが重要です。話すべきことを一語一句覚えるのではなく、話の軸となる志望動機や自分の考えをしっかりと持つようにし、どんな質問にも自分の言葉で話せるよう何度も口に出して練習をしましょう。その場面を撮影して自分でチェックしてもいいですし、誰か他の人に見てもらうのも効果的です。そして、あまり緊張せずに済んだという経験を積み重ねていけば、それが自信となってあがり症を少しずつ克服していくことができるようになるでしょう。