視線恐怖症はどうする?
乗り越えて面接をクリアするために
見るのも見られるのも怖い
人と目を合わせることに過度な恐怖を感じてしまう「視線恐怖症」の人にとって、面接をどのようにクリアすればいいかはとても大きな問題です。面接の時、相手の目を見て話をするということは、面接官に良い印象を持ってもらうためにとても重要ですが、視線恐怖症の人にとってはそれが本当に難しいのです。また、目が合わないことで相手の気分を害してしまうなど、他の人に理解されずに辛い思いをした過去がある人は、それが原因でより一層自信を失ってしまう場合もあります。
自分から人の目を見るのが怖い場合
相手の目を見ることに不安を感じる人の心理的背景には、自分に自信を持てないという気持ちがあり、目の前にいる相手が自分のことを快く受け入れないのではという不安などもあるため、つい目をそらそうとしてしまいます。自信をつけることができればそのような不安も少し解消されますが、視線恐怖症の人にとっては決して簡単ではないことでしょう。自信を持つためにできることは人それぞれですが、何か好きなことを一つ続けてみたり、目標を立てて何かをやり遂げてみたりすると、自信を持つための一歩を踏み出せるかもしれません。そうして自分に自信が持てるようになると、少しずつ人の目を見て話ができるようになってくるでしょう。
人の視線が怖い場合
自分から目を合わせようとしなくても、相手がじっとこちらを見つめていることはなんとなく気配でわかるものです。そのような視線に恐怖を感じてしまうと、さらに不安感が増幅されてくるのが視線恐怖症の辛いところかもしれません。人から見られることを極端に恐れている人の心理的背景には、自分を見ている相手全てが自分に対して否定的なのではという疑いや、不安の気持ちが隠れていることが多いものです。しかし、現実には本人が思っているほどに人は他人のことなど気にしておらず、それぞれ自分の関心事で精一杯だったりします。すれ違いざまに知らない人と目が合っただけで不安になることがあるかもしれませんが、すれ違った知らない人全てを自分が記憶していないように、相手もまた同じように記憶していないものなのです。
100パーセント自信がある人はいない
人は誰でも自分のどこかに自信のなさやコンプレックスを持っているものです。自信がありそうに見える人であっても、聞いてみなければわからないことがたくさんあります。自信を持つことはとても大切ですが、100パーセントの自信を目指す必要は全くありません。どんなことでもいいので自分自身のどこかひとつだけでも好きになり、自分も他人もみんな完璧ではなく悩みや不安があるのだということを認めてしまうと気持ちが少し楽になるかもしれません。