面接で自信が持てない原因「コミュ障」

コミュ障にとって面接は悩みのタネ

面接に自信を持てない原因となることは人それぞれですが、その中でもコミュ障の悩みは深刻かもしれません。人と会話することが苦手なコミュ障にとっては、普通に人と接するだけでも大変です。それが面接ともなればハードルはさらに高いものに感じてしまうことでしょうし、悩めば悩むほどより一層面接に対して過度な緊張を自分に課してしまうかもしれません。しかし、コミュ障だからとすぐに諦めてしまうよりも、自分なりに面接をクリアする方法について考えてみるのはいかがでしょうか。

面接に対する意識を変える

コミュ障を自覚している人は、面接でうまく話すことができない人はきっと採用されないとネガティブに考えてしまうことがあるかもしれません。そして、不安な気持ちが整理できないまま面接に臨んでその通りの結果になってしまうなら、さらに自信を失ってしまう恐れもあります。こうして悪い方に考えていくと成功する気がしなくなりますが、コミュ障でない人でも面接に受からずに悩んでいる人はたくさんいますし、面接がすごく苦手な人もいます。しかし、面接は人と接することが得意か苦手かを判定するための場ではないので、営業職などのようなコミュニケーション力が求められる職種でなければ、器用に対応することが難しい人であっても平等にチャンスはあると考えて良いのです。大切なのは、最低限の挨拶や返事をしっかりとするということと、聞かれたことに対して誠実に答えるという姿勢を見せることです。
しかし、コミュ障にとってはそれでも高いハードルに思えるかもしれません。では、コミュニケーション力を少しでも高めるためにどのようなことができるでしょうか。

無理をせずに少しずつ人と接する

コミュ障であっても、少し考え方と対処法を変えればコミュニケーション力を高めることができる場合があります。人に対する苦手意識がとても強いなら、まずは信頼できる身近な人だけでもいいので会話を意識してみましょう。会話とは、自分から一方的に何かを話すことではなく、相手の話を聞くことも含まれています。そのため、何かを話しかけようと無理して話題を探す必要はないので、相手の名前を呼んで挨拶をしたり、相手の話に耳を傾けてうなずいたりしてみましょう。それができればコミュニケーションは成立したことになります。人の話に耳を傾けるようになると、相手のことが少しずつわかってきます。誰でも自分の話によく耳を傾け、気遣いを示してくれると嬉しく思うものです。そうすることで少しずつ信頼関係が構築され、頑張ってコミュニケーションを取ろうとしなくても自然と会話が進むようになります。