面接官は何を見ている?
面接官の気持ちを知る
面接官が考えていることとは
湧き上がる不安や緊張をコントロールし、自信を持って面接に臨むためにはしっかりとした準備が大切です。短い時間内で自分をアピールして採用を勝ち取るためには、事前に質問を予測してよく考えを練っておく必要がありますが、面接官がどのようなことを意識して話を聞いているのかを理解しておくとその準備がしやすくなります。限られた短い時間で行われる面接は、面接官にとっても緊張の時間です。面接にやって来る人達はこの日に向けて入念な準備を行ってきているので、短時間でそれらの人々の本質を見抜くことはとても大変なことです。そのため、面接官は人材を採用するにあたって知っておきたいことを強く意識して話を聞いています。では、面接官は面接中にどのようなことを考えているのでしょうか。予測に役立ついくつかのポイントをご紹介します。
部下にしたいと思える人物かどうか
面接官は、その人がどのような姿勢で仕事に向かうかを上司としての立場に立って想像しています。部下として管理しにくそうな印象を面接時に持たれてしまうなら、仮に能力的には魅力がある人材だったとしても、採用は敬遠されてしまうかもしれません。人の好みはそれぞれなので、何を良いと判断するかの基準は必ずしも同じではありませんが、積極性や責任感があるか、聞く姿勢はあるかなど、もしこの人が部下だったらどうだろうという観点で面接官が考えていることを念頭に置いておくようにしましょう。
積極性のアピールをするなら、ただ自分のことを話し続けるだけではなく質問をするとより効果的です。また、適切な自信を持つことは大切ですが、自信過剰な態度は逆効果になってしまうので注意が必要です。また、面接はその企業についてのことをよく知るチャンスでもあるので、質問の機会を上手に利用しましょう。
この会社で働きたいという熱意
面接官は、この企業にぜひ入りたいという気持ちの強い人が欲しいと思っているので、企業研究は入念に行い、ぜひ入社したいという気持ちをできるだけ高めておくようにしたいものです。志望動機や自己PRなどは面接官にとって注目のポイントです。どこでも聞くような当たり前の質問だからこそ他の人との比較もしやすくなるので、違いをアピールする絶好のチャンスになります。面接で質問されたことに対しては、なぜこの会社で働きたいと思うのか、この会社にどう貢献できると思っているのかという点を絡めて話を展開させていくようにすると効果的です。そうすることによって、本当にこの会社で働きたいと思っているのだという熱意が面接官にも伝わりやすくなります。